目次などで便利な「リーダー」機能|Word(ワード)
Q:Word(ワード)で、目次などに使用すると便利な「リーダー」機能について教えてください。
目次や一覧を作るとき「項目名」と「ページ数」や「内容」などを線や点線でつなぐことで、以下のように見やすくすることができます。
タイトル ……..
出張パソコン教室ITスクール
発行者 ………. 出張パソコン教室講師
発行日 ………. 毎週水曜日
発行元 ………. ITスクール
このつなぐための「線」(上の例では「 … 」)をマイクロソフト社のワードでは「リーダー」と呼び、ワードには「タブ」との組み合わせを使って「リーダー」を自動生成できる機能があります。
たとえば、先述の例では「タイトル」と入力したあとに「Tab」キーを押して、さらにそのあとで「週刊クラブQ&A」と入力すると、2つの語句の間には「タブ」による適当な空間ができます。
その行を右クリックして表示されるメニューから「段落…」を選択、
開いた「段落」画面の左下にある「タブ設定…」ボタンをクリック。
これで開く「タブとリーダー」画面で以下のような設定をしてみます。
・ タブ位置 タブによって2つの項目の間にできる空間の文字数
たとえば「20」くらいで設定してみましょう。
・ 配 置 いくつもの行を並べる場合、右の項目を揃える基準
が項目の頭なら「左揃え」、お尻なら「右揃え」に
します。上の例では「左揃え」です。
・ リーダー どのような線でつなぐかを決めます。「...」「—」
「___」「・・・」などがあり、今回は「...」です。
「設定」ボタンをクリックすると、そのとき設定した「タブ位置」の数字で、「タブ位置」「配置」「リーダー」の設定が記録されます。
上記設定が終わり、「OK」ボタンをクリックすれば、
というように自動表示されます。あとは「タブ位置」の数値や「配置」「リーダー」の項目を切り替えて、自分の好みで調整してください。最初は戸惑うかもしれませんが、何回かやっていると慣れるはずです。
1行設定すれば、その行を改行した次の行で、「項目」「Tab」「項目」と入力すれば、同じ条件で「リーダー」が自動生成されます。
◆◇◆
もちろん、数行だけなら「・(中点)」や「.(ピリオド)」を使って「リーダー」を手入力してもいいのですが、やはり行数が多くなってくると面倒ですし、この機能を使うと語句の端がきれいに揃います。
それと参考までに、ワード2003 までは、ワードのメニューバーから「書式」-「タブとリーダー」を選択して「タブとリーダー」画面を開くことができましたが、ワード2007 ではその手順は使えません。
ということで、すでに「タブとリーダー」を使っていた人はワードを最新版の 2007
に切り替える時には注意が必要です。