スライド作成は章扉でセクションを明確にする
Q.スライド作成での目次やセクション見出しの役割について教えてください。
A.プレゼンテーション資料を作成する際は、ストーリー展開や時間配分による分量にも配慮しますが、さらにレイアウトの視点から見た場合、聞き手が情報の整理をしやすくなるように「目次」「章扉(しょうとびら)」を入れるとより伝わりやすくなります。
作成のパターンは、「表紙→目次→本文内容→章扉→本文内容→まとめ」として、配色や語句の表現を統一させます。
「表紙」のスライドは、画像を挿入したりシンプルにまとめたりと多様にありますが、盛り込む内容として一般的にはテーマ、日付、自社名、ロゴ、作成元の版権、聞き手が特定されたものならば相手様の名前などがあります。
「目次」は、冒頭部でプレゼンテーションの全容を知らせることにより、聞き手に安心感を与える効果があるのと同時に、作成側の抜け落ちを確認できます。
「章扉(しょうとびら)」は、セクションの区切りとして分類された話題に意識を切り替えやすくなる効果があります。
目次を利用し色調に変化を付けるだけでも、現在位置や次の展開が明確になり整理や把握がしやすくなります。
スライドマスターの「セクション見出しレイアウト」をカスタマイズして作成しておくと操作性が上がります。
そして最後のまとめのスライドは全体を網羅するのではなく、初めに提示する課題や提案に対応させた一番伝えたいメッセージを、簡潔にまとめ表示します。
スライドの役割を生かして効果のあるプレゼンテーション資料を作成して下さい。