「ページを削除したいのですが...?」
「ページを削除するにはどうすればいいのでしょうか?」
というご質問をWord初心者の方からいただくことは、とても多いです。
一般的に紙の上に鉛筆やペンで文字を書く場合、紙を用意しておいてその上に文字を書いていきます。
しかしWordでは違います。
とりあえず1枚目の紙は用意されていますが、2枚目以降は先にページ(紙)を用意するのではなく、文字を入力していって1枚目に文字が入りきらなくなったときに、勝手に2枚目が用意されるのがWordのページ(紙)の基本仕様です。
Wordを使いこなしている方の場合、この考え方が身についてしまっていて、特に疑問に感じることもなくなっているのかもしれませんが、初心者の方の場合そうではありません。
そのため先のようなご質問になるのでしょう。
実際の紙に文字を書く場合、不要な文字が少量ならば、消しゴムを使ったり修正ペンを使ったりして書いた文字を消すという行為を行います。(これについてはWordでも同様の考え方で問題ありません。)
しかし、例えば2枚目の紙に書かれているたくさんの文字を消す必要が出た場合、2枚目の紙を捨てるというのが、実際に紙の上に文字を書く場合に行われることです。これがWordにはない考え方です。
Wordでは、あるページが不要になったときに、そのページ(紙)を削除する(捨てる)というのとはちょっと違う操作を行います。
▼操作手順:不要なページを削除する
不要ページの文字や段落記号などをすべて選択
↓
[Delete]キーを押す
文字がなくなって文字の書かれていた紙が不要になったら、ページ(紙)がなくなるという考え方をしているのがWordです。
ワープロというのは、手書きしていた文書作成をコンピュータ上でできるようにするアプリケーションですが、今回ご紹介したネタのように通常手書きする場合とは大きく異なる考えをしなければならない仕様・機能については、インストラクションをする際にしっかりと注意喚起してあげる必要があると思っています。
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