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PowerPoint 2007なら[ホーム]タブ-[スライド]グループ-[リセット]ボタンをクリックすることで、PowerPoint 2002・2003なら[スライドのレイアウト]作業ウィンドウで[レイアウトの再適用]をクリックすることで、スライドのレイアウトや書式を元に戻せることをご紹介しました。

フォント書式だけについて、同様のことをしたいということがあります。

スライド上で、フォントサイズを変更したり、フォントの色を変えたりといったことを行ったものの、何だか気に入らず、元のスライドテンプレートに設定されているフォント書式に戻したいという要望です。

そんなときにもショートカットキーを使えば個別に設定したフォント書式を簡単に解除することができます。

▼操作方法:フォント書式を解除する
フォント書式を解除したい文字・プレースホルダ等を選択
 ↓
[Ctrl]キー+[スペース]キーを押す

このサイトでは、Wordのフォント書式を解除するショートカットキーとして[Ctrl]+[スペース]をご案内しています。それと同じショートカットキーで、PowerPointでもフォント書式を解除できるのです。

文字列が選択されている状態で[Ctrl]+[スペース]キーを押せば選択されている文字のフォント書式が解除され、プレースホルダやテキストボックスが選択されている状態で[Ctrl]+[スペース]キーを押せば選択されているプレースホルダ・テキストボックスのフォント書式全部が解除されます。

文字のサイズを変更したり、色を変えたりして、やっぱり元に戻すことが多いという方は、一度ご自身の手を実際に動かしてご確認ください。
 

スライドにぴったり合うイラストや写真が見つからない、効果音を使いたいけれどどこから入手すればいいの?などのご要望にお答えする情報を集めました。

ここで紹介しているサイトから、イラストや写真などをダウンロードして利用できますが、サイトによって無料のものや有料のものがあります。料金以外にも著作権などの注意事項をしっかり確認してから利用しましょう。

【参考サイト】

2000ピクセル以上のフリー写真素材集
無料でダウンロードできる写真素材がたくさん集められているサイトです。その名のとおり、2000ピクセル以上のフリー写真が集められています。

パワーポイント クリップアート
「BB-WAVE CLUB」が提供しているクリップアート集です。会員登録すると無料でダウンロードできるようになります。

プロカメラマン撮影による高解像度無料写真素材
雑誌・出版業界や広告業界などで活躍しているプロカメラマンが撮影した写真を無料でダウンロードできるページです。
 

パワーポイントを使用したプレゼン資料の作り方

実際にパワーポイントを使ってプレゼン資料を作るには、どこから手を付ければよいのでしょうか?

パワーポイントでは、“この手順で操作しなければだめ”といったかしこまった決まりはありません。プレゼンの骨格作りから始める人、スライドのデザインから考える人などいろいろです。どれも間違いではありません。

「ファイル」メニューの「新規作成」(PowerPoint2007では、「Officeボタン」から「新規作成」)をクリックすると、新しいプレゼンテーションファイルを作成するいくつかの方法を提示してくれます。慣れないうちは、「時間がない人のスライド作成術」などを参考に、最初から用意されているテンプレートを利用して、必要な部分だけを修正するのもひとつの方法です。

PowerPoint2003では、右側の「新規作成」の一覧から4通りの作成方法を選択できる

PowerPoint2007では、左側のテンプレートの一覧からひな形やデザインを選択できる

もちろん、白紙のスライドを自由自在に使ってもよいでしょう。ただし、できるだけ効率よくスライドを作成するには、プレゼン資料の作成手順を理解しておくとよいでしょう。

“最初にプレゼンの骨格をしっかり作ってデザインは後回しにする”という考え方を知っているのといないのとでは、資料作成にかかる時間に雲泥の差が生まれるからです。効率よくスライドを作成するための考え方や操作に関する記事は以下からどうぞ。
 

PowerPointで、そのスライドが何枚目なのかがわかるようにスライドに入れる数字を何と呼んでいますか?
「ページ番号」ですか?
「スライド番号」ですか?

配布資料でそのページが何枚目なのかわかるように入れる数字を何と呼んでいますか?
「ページ番号」ですか?
「スライド番号」ですか?

PowerPointでは、
「ページ番号」
「スライド番号」
いずれの呼称も使われていますが、それぞれが示すものはハッキリと区別されています。

スライド番号とは
スライドが何枚目なのかがわかるように入れる数字

ページ番号とは
配布資料やノートなど印刷物で何枚目なのかがわかるように入れる数字

Office製品では「ページ」という用語を、印刷文書に対して用いているのですが、「ページ番号」「スライド番号」という用語の使い分けもそのルールに従っています。

配布資料やノートは印刷することを前提としているので、その中で何枚目なのかを示す数字は「ページ番号」と呼んでいます。

スライドは印刷することもあるわけですが本来的には印刷するものではないので、スライドに入れる数字は「スライド番号」と呼んでいます。

[ヘッダーとフッター]ダイアログ-[スライド]タブをよく見れば、[スライド番号]チェックボックスはありますが、[ページ番号]チェックボックスはありません。

逆に、[ヘッダーとフッター]ダイアログ-[ノートと配布資料]タブをよく見れば、[ページ番号]チェックボックスはありますが、[スライド番号]チェックボックスはありません。

「PowerPointでページ番号を入れるにはどうしたらいいのでしょうか?」
というご質問をいただくことがあるわけですが、この質問は厳密には「ページ番号」ではなく「スライド番号」を入れる方法を知りたいということがほとんどです。

スライドが何枚目なのかがわかるようにスライドに入れる数字について知りたいときに、人に対して質問する場合は「スライド番号」「ページ番号」を厳密に区別しなくても、まず問題にはならないでしょう。

しかし検索をする場合、「ページ番号」では必要な情報を見つけられない可能性があります。
「スライド番号」で検索すれば見つかるのに。

PowerPointでは「スライド番号」「ページ番号」いずれの用語も使われていて、指し示す対象が異なっているということを是非ご記憶ください。

検索する際にはその違いを認識していないと適切な情報を見つけられないという可能性があります。

もちろん逆に、Webページ作成者側がこの違いを認識していないというケースもあり得ます。

このことを理解した上で、本当は「スライド番号」で検索すべきところを、あえて「ページ番号」で検索してみることが有効な可能性もあるでしょう。
 

マクロを利用すれば、もっと柔軟にノートを扱うことが可能です。

プレゼンテーションファイル内の全ノートをまとめるマクロをご紹介しましょう。

▼すべてのノートをまとめるマクロ

Sub MergeAllNotes()

 Dim objSlide As Slide
 Dim objText As TextRange
 Dim strNote As String

 If MsgBox(“ファイル内のすべてのノートをまとめますか?”, vbYesNo) = vbNo Then Exit Sub

 For Each objSlide In ActivePresentation.Slides
  With objSlide
   For Each objText In .NotesPage.Shapes.Placeholders(2).TextFrame.TextRange
    strNote = strNote & .NotesPage.Shapes.Placeholders(2).TextFrame.TextRange & vbCrLf
   Next objText
  End With
 Next objSlide

 With ActivePresentation.Slides
  .Add Index:=.Count + 1, Layout:=ppLayoutBlank
  ActivePresentation.Slides(.Count).NotesPage.Shapes.Placeholders(2).TextFrame.TextRange = strNote
 End With

 MsgBox(“最後のスライドのノートに、ファイル内のすべてのノートをまとめました。”)

End Sub

上記のマクロを実行すると、プレゼンテーションファイルの最後にスライドを1枚追加し、そのスライドのノートに全ノートをまとめます。

追加された最後のスライドのノートにまとめられたノートを、他のWordなどにコピーアンドペーストしてしまえば、自由に使うことができます。