「PowerPoint 2007でガイドの表示はどこから行うのでしょうか?」
といったご質問をいただくことがあります。
PowerPoint 2003では、メニュー[表示]-[グリッドとガイド]をクリックして表示される[グリッドとガイド]ダイアログの、[ガイドの設定]欄-[ガイドを表示する]チェックボックスをOnにすることでガイドを表示できました。
これと同等のコマンドがPowerPoint 2007でどこにあるのかというご質問です。
PowerPointに限らずOffice 2007では、2003までのメニュー[表示][ウィンドウ]内にあったコマンドの多くは[表示]タブに配置されています。
しかしPowerPoint 2007の[表示]タブには、2003のメニュー[表示]-[グリッドとガイド]に該当するコマンドが見当たりません。そのためにいただくご質問なのです。
▼操作手順:ガイドを表示する
[ホーム]タブ
-[配置]グループ
-[配置]ボタン
-[配置]
-[グリッドの設定]をクリック
↓
[グリッドとガイド]ダイアログ
-[ガイドの設定]欄
-[ガイドを表示する]チェックボックスをOnに
↓
[グリッドとガイド]ダイアログ
-[OK]ボタンをクリック
PowerPoint 2007でも、ガイドを表示するためには2003同様[グリッドとガイド]ダイアログを、まずは表示する必要があります。
しかし[グリッドとガイド]ダイアログを表示するコマンドは[配置]タブにはなく、[ホーム]タブの奥深くにあります。そのためにいただくことになってしまっている質問と考えられます。
せめて[グリッドとガイド]ダイアログを表示するコマンドは、[ホーム]タブよりも[表示]タブにあるほうが、わかりやすいんじゃないかと私は感じます。次期バージョンで何らかの改善を期待したいと思います。
画面切り替えを設定しておくと、スライドショー中、そのスライドが表示されるときに「動き」を加えたり、指定の時間が経過したら自動で次のスライドに切り替わるような設定もできます!
まずは画面切り替えを設定したいスライドを選択します。
全スライドに同じ効果を設定したい場合には、どのスライドを選択しても構いません。
[アニメーション]タブ、[画面切り替え]グループにある、下の図のような一覧から「動き」を選択します。
どんな動きなのかは、いちいちクリックしなくてもマウスポインタを合わせるだけで確認できます。
[その他]ボタンを使うと選択肢がすべて表示されて選びやすいです。
先ほど選択した「動き」のスピードを調整したい時は、[画面切り替えの速度]で好みのスピードを選びます。
また、そのスライドが表示されるときに音を鳴らしたい場合には[画面切り替え時の音]から好みのものを選択します。
スライドにサウンド(音楽)ファイルを挿入して、スライドショー中に流すことができます。
まずはパソコンのハードディスク内のどこかに挿入したいサウンドファイルを準備しておきます。
スライドに挿入できるサウンドファイルの形式は、AIFF、AU、MIDI、MP3、WAV、WMAです。
サウンドファイルを挿入したいスライドを表示し、[挿入]タブ、[メディアクリップ]グループの[ファイルからサウンド]ボタンをクリックします。
ダイアログボックス上部の[アドレスバー]や、左側の[お気に入りリンク]を使って、サウンドファイルがある場所を指定し、挿入したいサウンドファイルを選択後、[OK]ボタンをクリックします。
PowerPoint2007では、グラフ作成が少し便利になりました。
というのも、以前のバージョンではグラフの作成時にはMicrosoft Graphが起動しましたが、2007では、ExcelがインストールされているマシンでPowerpointのグラフ作成の操作を行うと、Excelが起動するようになりました。
Excelがインストールされていない場合はMicrosoft Graphが起動するようです。
このページではExcel2007もインストールされていることを前提として、PowerPoint2007でのグラフの作成方法をご紹介します!
まず、グラフを入れたいスライドを表示します。
グラフを入れたいスライドのレイアウトが、コンテンツプレースホルダを含むレイアウトだったら、コンテンツプレースホルダ内の[グラフの挿入]ボタンをクリックします。
既に何かが入力されているスライドにグラフを入れたい場合や、コンテンツプレースホルダの無いスライドにグラフを入れたい場合には、
[挿入]タブ、[図]グループの[グラフ]ボタンをクリックします。
[グラフの挿入]ダイアログボックスが表示されるので、まず左側で大まかなグラフの種類を選び、更に右側でグラフの詳細な種類を選びます。
今回は平面的な縦棒グラフを作ってみますので、左側で[縦棒]をクリックし、右側で[集合縦棒]をクリックで選択してみました。
[OK]ボタンをクリックします。
Excelが起動してきます。
起動してきたExcelのワークシートには既にサンプルデータが入力されています。
青い線で囲まれている範囲がグラフの元となるデータ範囲です。
このサンプルデータの上から、自分が作りたいグラフの、元となるデータを入力していきます。
その際、いちいちサンプルデータを消してから入力する必要はありません。
入力したいセルを選択し、
そのままデータを入力するだけでOKです。
データがたくさんあって、青い枠線内のセルの数が足りない時でも、特に気にせず青い枠線の外にあるセルにデータを入力すると、
自動的に青い枠線の範囲が広がり、自動拡張した旨を示す、スマートタグが表示されます。
このスマートタグは、放っておいて、次の作業をすると自動的に消えます。
2003以前のバージョンのPowerpointでは、グラフ作成時にMicrosoft Graphが起動していましたが、2007ではExcelが起動するので、データの入力時にはオートフィルが使えますヨ。
すべてのデータの入力が終わりました。
でも、サンプルデータが入力されているセルが余っているという場合には、グラフに使われるデータ範囲を変更し、サンプルデータがグラフに含まれないようにします。
青い枠線の右下にある青いポッチにマウスポインタを合わせ、ドラッグすれば、
グラフに使われるデータ範囲を変更することができます。
残ったサンプルデータはそのままでも構いませんが、気になるようなら、
残ったサンプルデータのセルを範囲選択し、[Delete]キーを押せば、データを消すことができます。
データ入力が終わったら、Excelを閉じます。
[閉じる]ボタンをクリックします。
PowerPoint 2007では、使用頻度の高いコマンドの集められている[ホーム]タブに、行間を変更するボタンが用意されています。
▼操作方法:行間を変更する
[ホーム]タブ
-[段落]グループ
-[行間]ボタンから数値か
[行間のオプション]をクリックする
[ホーム]タブ-[段落]グループ-[行間]ボタンをクリックすると、「1.0」から「3.0」までの数値が「0.5」行刻みで表示されます。