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Q:エクセルで数字を括弧で括って入力しても、マイナスの数値にならないようにする方法を教えてください。

講習会などで、Excelをワープロ的に使っている方からいただくご質問として
「エクセルで数字を括弧で括って入力しても、マイナスの数値にならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?」
といったご質問を受けることがあります。

数字を括弧で括って入力した場合、マイナスの数値になるのがExcelの仕様です。

具体的な操作手順は以下のとおりです。

▼操作手順:数字を括弧で括って入力したときにマイナス表示にならないようにする

書式設定を行うセルで右クリック
 ↓

ショートカットメニュー[セルの書式設定]をクリック
 ↓
[セルの書式設定]ダイアログ-[表示形式]タブをクリック
 ↓
[分類]欄で「数値」を選択
 ↓
[負の数の表示形式]欄で黒色文字の「(1234)」を選択
 ↓
[セルの書式設定]ダイアログ-[OK]ボタンをクリック

[セルの書式設定]ダイアログは、[表示形式]タブの[分類]欄で「数値」を選択すると、下図のような状態になります。

[負の数の表示形式]欄には、さまざまな負の数をどう表示するかといった例が表示されています。

括弧で括られたタイプ、括弧で括られ赤色で表示されるタイプ、マイナス符号のついたタイプ、マイナス符号がついて赤色で表示されるタイプ、マイナス符号のかわりに△や▲のつくタイプです。

通常マイナスの数値が入力されると、マイナス符号のついた表示形式が設定されるわけですが、これを括弧で括られた形式を選択しようという考えです。

上図では上から2つ目のタイプを指定すれば、マイナスの数値は括弧で括られて表示されます。

そうすれば括弧で括って数値を入力しても、マイナス符号はつかず括弧で括られて表示されるようになります。

数字を括弧で括って入力したいという方は一度お試しください。
 

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Q:Excel(エクセル)2010で、マクロを作ったり・編集する場合に必須の[開発]タブの表示方法を教えてください。

マクロ・VBA(Visual Basic for Applications)を弄れるレベルの方が、Office 2010に移行した場合に戸惑う可能性のあることについて触れておきます。

Office 2010でマクロを組んだりするにはどこから操作すればいいのだろう、と感じてしまう方は少なからずいらっしゃると思うのです。

Office 2007やOffice 2010で、マクロを作ったり・編集する場合、[開発]タブを表示しておくのが必須です。

マクロを作ったり・編集する場合に必須の開発]タブの表示方法は、Office 2007とOffice 2010とでは異なっていることは注意が必要です。

▼操作手順:開発タブを表示する
リボン上で右クリックして
 ショートカットメニュー[リボンのユーザー設定]をクリック
 ↓
[○○のオプション]ダイアログ
 -[リボンのユーザー設定]
  -[リボンのユーザー設定]欄の「開発」チェックボックスをOnに
 ↓
[○○のオプション]ダイアログ
 -[OK]ボタンをクリック

Offcie 2007の場合、[○○のオプション]ダイアログ-[基本設定]-[[開発]タブをリボンに表示する]チェックボックスをOnにするという操作で、[開発]タブを表示できました。

Office 2010では、リボンのカスタマイズができるようになった関係で、[開発]タブの表示方法も変更になったわけです。

下図のように[リボンのユーザー設定]欄の「開発」チェックボックスをOnにしてから[OK]ボタンをクリックしてやれば[開発]タブが表示されます。
 

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Q:Excel2007でオートフォーマットは、どこにあるのでしょうか?

2003までのExcelでは、メニュー[書式]内に[オートフォーマット]というコマンドがありました。

[オートフォーマット]コマンドは、Excel 2007のリボンになくなっていますが、クイックアクセスツールバーに表示すれば、2003までと同様に利用できます。

▼操作手順:オートフォーマットボタンをクイックアクセスツールバーに表示する
[Officeボタン]をクリック
 ↓
[Excelのオプション]ボタンをクリック
 ↓
[Excelのオプション]ダイアログ
 -[ユーザー設定]をクリック
 ↓
[コマンドの選択]リストで
 「リボンにないコマンド」を選択
 ↓
[オートフォーマット]ボタン
 を選択後[追加]ボタンをクリック
 ↓
[Excelのオプション]ダイアログ
 -[OK]ボタンをクリック

[Excelのオプション]ダイアログ-[ユーザー設定]で、[オートフォーマット]はこの場所にあります。

上記の手順でクイックアクセスツールバーに作成した[オートフォーマット]ボタンを利用すれば、2003までのメニュー[書式]-[オートフォーマット]と同じことができます。

Excel 2007でオートフォーマットを利用したいという方はご確認ください。
 

Q:Excel 2007、Word 2007 のファイルが開けない場合の対処法を教えてください。

2007年1月30日に「Windows Vista」と同時に発売された「Microsoft Office 2007」に含まれる「Excel 2007」「Word 2007」ですが、従来のバージョンから大幅な仕様の変更があり、様々な混乱を生んでいます。

特に「Excel 2007」「Word 2007」で作成したファイルを何も考えずに保存した場合、ファイル形式が古いバージョンのエクセルやワードでは開けない(作業できない)ようになっているので注意が必要です。

  
「Excel 2007」で作成したファイルの「拡張子」は初期設定で「.xlsx」となり、「Word 2007」の場合は「.docx」になります。

これらの拡張子を持ったファイルは、従来のエクセルやワードでは開くことができず、以下のようなメッセージ画面が表示されます。

  「このファイルは新しいバージョンの Microsoft Excel で
   作成されたものです。このファイルを作業可能にする
   ために、互換パックをダウンロードしますか?」

この画面で「はい」のボタンをクリックすると、インターネットに接続されていれば『互換パック』を入手できるマクロソフト社の専用ページが開くようになっています。

書かれている注意事項をよく読んだ上で『互換パック』をダウンロード、パソコンで実行、インストールすることで、古いエクセルやワードでも新しい形式で保存されたファイルを開くことができるようになります。

Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用
  Microsoft Office 互換機能パック

  
しかし、このダウンロードやインストールが必要な作業を、ファイルを受け取った側にお願いするのは無理があるので、新しい「Excel 2007」や「Word 2007」を使っている側が気を使う必要があります。

つまり「Excel 2007」や「Word 2007」でファイルを作成して、名前を付けて保存するときに、「名前を付けて保存」画面の下で選択メニューがある「ファイルの種類」で、それぞれ以下のように設定を変更します。

 「Excel ブック(*.xlsx)」 → 「Excel 97-2003 ブック(*.xls)」

 「Word 文書(*.docx)」 → 「Word 97-2003 文書(*.doc)」

これで保存されたファイルは、古いバージョンのエクセルやワードでも開けるようになります。まだまだ多くの利用者が古いバージョンであることから考えても、古い形式で保存する方法は覚えておきましょう。
 

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Q:Excel(エクセル)SUBTOTAL関数で、見えているセルだけ合計する方法を教えてください。

SUBTOTAL関数を使うと、非表示になった行を無視して、可視セル・見えているセルだけの合計を計算することができます。

ただし、オートフィルタのときのように、第1引数に「9」を指定してはいけません。

SUBTOTAL関数の第1引数に「9」を指定した場合は、行を非表示にしても、非表示の行を含んだ合計になってしまいます。SUM関数と同じ結果になります。

しかし上記のように第1引数に「109」を指定すれば、非表示になった行を無視した合計が計算されるのです。

なお、非表示の値を無視する「109」はExcel 2003で指定できるようになった引数ですから、Excel 2002などで上記の計算式を入力してもエラーとなります。