Q.関数によっては、間違った値を返してしまう場合があります。
Excel
2010 では、シートの最大サイズが大きくなっており、行全体および列全体に対する参照では、増えた分のセルが自動的に反映されます。
たとえば、”=A:A” は、以前のバージョンのExcel ではセル範囲A1:A65536 を表すのに対し、Excel 2010 ファイル形式ではセル範囲A1:A1048576 を表します。
行全体または列全体に対する参照を使用しているブックを、以前のバージョンのExcel
のファイル形式からExcel 2010 ファイル形式に変換した場合、以前のバージョンのExcel での最大行および最大列の範囲を超えたセル(参照に含めるつもりのなかったセル) にデータが入力されたときに、問題が生じる可能性があります。
また、参照に含まれるセル数、行数、または列数を数える特定の関数(COUNTBLANK、ROWS、COLUMN など) を使用していた場合、これらの関数が行全体または列全体を参照していると、予期しない結果を返すことがあります。
このような場合は、新しいバージョン形式[.xlsx]で、選択する範囲を再設定して下さい。
行や列が増えた事が原因になる場合以外にも、不具合を起こす可能性があります。
関数を使用しているファイルは、一度新しいバージョン形式で保存し、開いた上で確認することをお勧めします。
Q:エクセルでセルにアドレスを入力すると、自動的にリンクが設定されてしまうのでリンクを解除する方法を教えてください。
1.リンク設定されているセルを右クリック、表示されたメニューで「ハイパーリンクの削除」を選択すればリンクは解除されます。
2.次に「自動リンク設定を解除する方法」ですが、自動リンク設定されたセルにカーソルを当て、セルの左下に表示される「オートコレクトオプション」の上にカーソルを移動させ、リストの「ハイパーリンクを自動的に作成しない」を選択します。
これで機能はオフになりましたが、再度、オンにしたい場合は
◇ Excel2007 以降
1.Excel2007 は「Officeボタン」、Excel2010 は「ファイル」タブをクリックして「Excel
のオプション」を選択。
2.「Excel
のオプション」画面左で「文章校正」をクリック、「オートコレクトのオプション」] ボタンをクリック。
3.開いた画面で「入力オートフォーマット」タブに切り替え、「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」のチェックボックスをオンにする。
◇ Excel 2003 以前
1.メニューバーの「ツール」メニューで「オートコレクトのオプション」を選択。
2.開いた画面で「入力オートフォーマット」タブに切り替え、「インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する」のチェックボックスをオンにする。
Q:Excel(エクセル)で、セルの枠線が印刷されてしまう場合の対処法を教えてください。
受講生から、通常、薄いグレーで表示されているセルとセルの境界線・枠線は印刷されませんが、印刷されるようなってしまった場合、その解除方法に関するご質問をいただくことがあります。
その場合の解除方法をご説明します。
セルの枠線が印刷されないようにする
※Excel2003以前の場合
メニュー[ファイル]
-[ページ設定]をクリック
↓
[ページ設定]ダイアログ
-[シート]タブをクリック
↓
[印刷]欄
-[枠線]チェックボックスをOffに
↓
[ページ設定]ダイアログ
-[OK]ボタンをクリック
※Excel
2007・2010の場合
[ページレイアウト]タブ
-[ページ設定]グループ
-[印刷タイトル]ボタンをクリック
↓
[ページ設定]ダイアログ
-[シート]タブ
-[印刷]欄
-[枠線]チェックボックスをOffに
↓
[ページ設定]ダイアログ
-[OK]ボタンをクリック
インターフェースが2003までのExcelと、2007以降のExcelとで異なるため詳細な操作手順は異なりますが、やっていることは同じです。
意図せずセルの枠線が印刷されるようになってしまったという方は、お試しください。
Q:Excel(エクセル)2007・2010でオートフィルタを設定・解除するショートカットキーを教えてください。
Excel2007や2010ではオートフィルタの設定・解除をショートカットキーで行えるようになりました。
オートフィルタを設定・解除する操作手順
[Ctrl]キー+[Shift]キー+[L]キーを押す
オートフィルタの設定されていない表で[Ctrl]+[Shift]+[L]キーを押せば、オートフィルタが設定され、オートフィルタが既に設定されている場合は、オートフィルタが解除されます。
Excel2007や2010をお使いの方は、是非お試しください。
※上記[Ctrl]+[Shift]+[L]のショートカットキーは、あくまでもExcel2007から使えるようになったショートカットキーですから、2003以前のExcelでは使えません。
Q:Excel(エクセル)で、「@」からはじまる数字を入力する方法を教えてください。
「@100」のように「@」からはじまる数字を入力して「Enter」キーで確定しようとすると、エラーになってしまいます。
これは、「@」の次に文字や数値を入力するとエラーになるのは、「@」が関数入力の記号として解釈されてしまうためです。
以下の2つの方法で解決できます。
方法1: 「’」と組み合わせて文字を入力する
1.「’」(アポストロフィ)を入力してから「@」ではじまる数字を入力し、「Enter」キーで確定します。
2.「@100」のように「@」ではじまる数字が入力できます。
方法2: 表示形式を文字列にする
1.「@」ではじまる数字を入力する前に表示形式の設定をします。対象とするセルを選択します。
2.【書式】→【セル】を選択します。
3.【表示形式】タブを開きます。
4.【文字列】をクリックします。
5.【OK】をクリックします。
6.「@」ではじまる数字が入力できます。
皆さんも、是非お試しください。