Home Excel(エクセル)

企業研修講師派遣のBESTグループ
出張パソコン教室ITスクール
webコンサルティングスクール
パソコンの家庭教師BEST

0 4643

入力規則のドロップダウンリストについて、
「リストから選択するのをキーボードでやるにはどうしたらいいのでしょうか?」
というご質問をいただくことがあります。

「Alt+↓」キーというショートカットをお試しください。

 

Excelユーザーで、VBA(Visual Basic for Applications)に触れ始めた方から時々いただく疑問・質問があります。
「VBAの関数とワークシート上で使える関数はなぜ違うのですか?」
というご質問です。

例えば、
今日の日付を取得するのは、
VBA関数の場合は「Date」ですが、
ワークシート関数では「TODAY」です。

日付の間隔を取得するのは、
VBA関数の場合は「DateDiff」ですが、
ワークシート関数では「DATEDIF」です。
(よく似ていますが、最後の「F」の数が違います。)

厄介なことに同じスペルで似たような動作をするのに実は違うものもあります。
VBA関数の「Round」は丸めを行いますが、
ワークシート関数の「ROUND」は四捨五入を行います。

同じExcelというソフトウェア上で動いている関数なのに、なぜ違うのか、というのがご質問の主旨です。

結論から言えば、ワークシート関数とVBA関数とは、まったく別ものだからです。同じExcel上で動作していても。

同じ動作をする関数は、たまたま、同じであったにすぎません。
むしろ、同じ名称で同じ動作をする関数の方が、特殊と考えるほうがいいでしょう。

このことは、今現在のExcelだけを見ていると、納得しがたいかもしれませんが、ExcelとVBAそれぞれの過去や歴史を知ると、理解できるんじゃないかと思います。

Excelとは無関係に、Quick Basicという言語を元に、VB(Microsoft Visual Basic)というプログラム言語が1991年に発表されています。VBAはVBを元にして、1994年のExcel 5.0ではじめて採用されました。

Excelのほうは元々マッキントッシュ用の表計算ソフトで、それがWindowsに移植されたものです。

 

Q:「Office2007」で以前の「メニュー」の代わりとなる「リボン」ですが、どうしても慣れません。「メニュー」に戻せませんか?

マイクロソフト社のオフィスソフトが「Office 2007」となって、一番、戸惑うのが、いわゆる「ユーザーインターフェース」と呼ばれる、操作のために使われる「メニュー」などが、大幅に変更されたことです。

中でも、以前のバージョンで慣れ親しんで使ってきた「メニューバー」や「ツールバー」がなくなり、代わりに「Officeボタン」や「リボン」といった、見慣れないツールが一気に採用されたのは驚きでした。

◆ リボンを使用する – ヘルプと使い方(Microsoft Office Online)
http://office.microsoft.com/ja-jp/help/HA100898951041.aspx

   
もちろん、マイクロソフト社が膨大な開発費をかけて導入した新機能を盛り込んだ「Office 2007」ですから、良い点もいろいろあるはずです。

◆ 2007 Office system vs Office 2003 使い比べ十番勝負!!
http://www.microsoft.com/japan/office/2007/prodvalue/vs/

シンプルだし、場所も取らないし、そして慣れていたし...。

正直、ここまで変える必要があるのか、分かりません。

そのため、しばらく使っていれば慣れると思って我慢していたのですが、私の場合、もう1年半が経つというのに、やはりこれまでのバージョンのほうが使いやすいし、同じ意見の方は少なくないと思っています。

  
そんな方に試していただきたいのが、「Dr. あでもく」さんが公開している「Office 2007 オールドスタイル メニュー アドイン」という名のフリーソフトで、「窓の杜」でも取り上げられたスグレモノです。

◆ Office 2007 のインターフェイスを使い慣れた旧バージョン
  のスタイルに変更(窓の杜 NEWS 08/04/21)

インストールすると「メニュー」というタブが増え、その下に
懐かしい(?)各種メニューとツールバーが表示されます

◆ Dr. あでもくのページ
┃ http://members.at.infoseek.co.jp/dr_admk/ 
┗◇ Office 2007 オールドスタイル メニュー アドイン
   http://members.at.infoseek.co.jp/dr_admk/o2007oldui/

とりあえず、私の持っている2台の Windows Vista 搭載パソコンには「Office 2007」もインストールされており、この「オールドスタイルメニュー アドイン」は2ヶ月以上使っていますが、入れたことによるトラブルもなく、便利に利用しています。

◆◇◆

問題があるとすれば「リボン」の使い方に慣れるのが遅れてしまうことかもしれませんが、何年もかかって従来の「ワード」や「エクセル」の使い方に慣れたのに…、という人にとっては、ありがたいツールです。

私は Windows Vista 上の「Office 2007」でしか検証していませんが、「コントロールパネル」の「プログラムのアンインストール」できちんとアンインストールできることも確認済みです。

◆ インストール方法 | トラブルシューティング
http://members.at.infoseek.co.jp/dr_admk/o2007oldui/install.html

使い込んでくると「カスタマイズできない」など、ちょっと物足りなく感じる部分もありますが、完全無料でここまでよくできたツールを公開してくださっている「Dr. あでもく」さんには、ただ感謝するのみです。

もちろん、いつものように導入は「自己責任」が基本の「フリーソフト」なので、最終的にはご自身の責任と判断でご利用ください。
 

ワードやパワーポイントに写真画像を貼り付け、サイズの変更や回転をさせたり、トリミング(余分な部分を切り取る)する方法は以前、紹介しました。また、すでにご利用の方も多いことと思います。

今回は、その応用編として写真画像を好きな形に切り出したように表示させる方法を紹介しておきましょう。たとえばワードを使って、お気に入りの写真を四隅の角だけ丸くカットしたように表示してみましょう。

1.ワードの「図形描画」ツールバーより「オートシェイプ」を
  クリックして、表示されるメニューから「基本図形」を辿り、
  各種図形の中から「角丸四角形」を選択します。

  ※ Word 2007 の場合、[挿入]タブの [図]の中から [図形]
    を選択して表示される図形から選ぶことができます。

2.ワードの画面上をクリックすると、「角丸四角形」の図形が
  表示されますので、好きなサイズに調整します。

3.図形を選択した状態で右クリックし、表示されるメニューで
  「オートシェイプの書式設定」を選択。  

4.「オートシェイプの書式設定」画面の「色と線」タブ画面で
  「塗りつぶし」項目で「色」のプルダウンメニューの一番下
  にある「塗りつぶし効果…」を選択。  

  ※ Word 2007 の場合、「色と線」タブ画面の「塗りつぶし」
    項目の右隣に「塗りつぶし効果…」ボタンがあります。

5.「塗りつぶし効果」画面の「図」タブ画面で「図の選択…」
  ボタンをクリックし、貼り付けたい写真画像を選択。

  ここで「図」タブ画面にあるチェック項目で

  ・ 「図の縦横比を固定する」で写真画像の縦横比は
   維持されます。

  ・ 「図形に合わせて塗りつぶしを回転する」で図形
   に合わせて写真画像も回転させることができます。
  

6.各種設定画面を「OK」で閉じれば「角丸四角形」の内側に
  選択した写真画像が表示されているはずです。

  
あとは「角丸四角形」のサイズを調整したり、四隅の角の丸みの具合を調整することで、写真フレームの中に表示されたようにできます。

もちろん「角丸四角形」でなくても「オートシェイプ」から「楕円形」や「爆発」など、好きな図形を選べば、その形状に合わせた形で内側に同じ手順で写真画像を表示させることができます。

◆◇◆

ちなみに写真画像を表示させた「角丸四角形」の図形を選択してから、再度、「図形描画」ツールバーで「図形の調整」をクリックして、表示されるメニューから「オートシェイプの変更」を辿って、各種図形から別の図形、たとえば「ハート」を選択すれば切り替えることができます。

※ Word 2007 の場合、図形を選択すると「描画ツール」の[書式]
  タブが表示されるので [図形のスタイル]の中の [図形の変更]
  を選択して、表示される図形から切り替えることができます。

ワードでは図形の中に表示させた写真画像の位置調整や加工はできないので、元の写真画像ファイルを画像処理ソフトを使って加工する必要がありますが、簡単な切り出し加工なら今回の方法で十分でしょう。
 

マイクロソフト社のワードやパワーポイントを使って書類や発表資料を作成するとき、文章や単純な線や図形だけでは見た目が寂しいものです。

そんなときにはオフィスに付属している「クリップアート(素材集)」から使えるイラストを挿入するだけでもグッと違います。メニューバーの「挿入」メニューから「図」-「クリップアート」が選択できます。

「クリップアートを挿入」の画面が表示されたら、キーワードを使って欲しい画像の検索をしてみましょう。検索結果の一覧が表示されたら、気に入ったものを選んで、クリックすると書類に貼り付けられます。

さて、選んだ「クリップアート」のイラストで、ほとんどイメージ通りだけど、一部の色だけ変えたり、不要に感じる部分を削除したいときがあるものです。そんなときは、以下の操作が可能か試してみましょう。

ワードやオフィスに挿入したイラストを右クリック、現れたメニューで「グループ」-「グループ解除」が選択してみましょう。

すると

   「これはインポートされた図で、グループではありません。
    Microsoft Office 描画オブジェクトに変換しますか?」

というメッセージが出ますが、構わず「はい」を選択してみてください。これで、イラストは複数の細かい図形の組み合わせとして扱えるので、再度、「グループ解除」すれば、バラバラに分解することができます。