VBA(Visual Basic for Applications)で、簡単にマクロを作成することができます。
▼すべてのオートフィルタを一括解除するマクロ
Sub RemoveFiltersAllWorksheets()
Dim objWorkSheet As Worksheet
For Each objWorkSheet In Worksheets
objWorkSheet.AutoFilterMode = False
Next
End Sub
AutoFilterModeプロパティをFalseにしてやれば、オートフィルタは解除できますから、すべてのワークシートに対して、AutoFilterModeプロパティをFalseにする処理を行ってやれば、オートフィルタを一括解除するマクロになります。
上記のマクロではFor Each Nextループの中で、AutoFilterModeプロパティをFalseにしています。
For Each Nextループの中でワークシートに対して何らかの処理を行うのは、Excelマクロの基本技ともいっていいものですので、標準で用意されていないような、すべてのシートに対する処理を行う機会が多いという方は、是非マスターされることをおすすめします。
オートフィルタでデータを抽出したときに、抽出結果のみの合計を計算する方法を調べている方の検索です。
合計を計算するワークシート関数といえば、もちろんSUM関数ですが、SUM関数を使った場合、フィルタをかけても合計値は変わりません。非抽出のデータまで含んだ合計になってしまいます。
そのため、オートフィルタの抽出結果のみの合計を計算する方法はないのかと調べてらっしゃるわけです。
▼操作方法:オートフィルタの抽出結果のみの合計を計算する
※C2:C15セルの合計をC16セルに表示する例
C16セルに
「=SUBTOTAL(9,C2:C15)」
という数式を入力
SUBTOATL関数を使うと、抽出結果の合計だけを計算させることができます。
SUBTOTAL関数の第1引数に、合計計算を意味する「9」を指定して、第2引数には合計したい範囲を指定すればOKです。
SUBTOTAL関数を使えばオートフィルタを実行して、抽出結果のみの合計が表示されることなどをご確認ください。
1.読み取り専用に設定する
ファイルの改変を防止したいときに設定します。テンプレートなどに設定しておくと便利な機能です。
「読み取りパスワード」を設定すると、パスワードが解らないとファイルを開くことができません。
「書き込みパスワード」を設定すると、パスワードが解らない場合は読み取り専用で開くことになります。
上書き保存ができなくなります。別名を付けて保存することになります。
(1)[Officeボタン]→[名前を付けて保存]を実行します。
(2)[ツール]→[全般オプション]を実行します。
(3)[全般オプション]ダイアログで設定します。
「読み取り専用を推奨する」にチェックを入れると、ファイルを開くときに下記のメッセージが表示されます。
「はい」を選択すると読み取り専用となり上書き保存ができなくなります。
「読み取りパスワード」を設定すると、ファイルを開くときに下記のメッセージが表示されます。
パスワードが解らないとファイルを開くことができません。
「書き込みパスワード」を設定すると、ファイルを開くときに下記のメッセージが表示されます。
パスワードが解らない場合は読み取り専用で開くことになります。
2.読み取り専用を解除する
(1)ファイルを読み取り専用でない状態で開きます。
(2)下記ダイアログで「いいえ」を選択して開きます。
または、パスワードを入力して上書き保存ができる状態で開きます。
解除方法は、設定時と同じく上書き保存を実行し、[全般オプション]ダイアログで全てを解除します。
ファイル全体を誤改変されないようにパスワードで保護することができます。
以下のような機能が制限されます。
※非表示にしたシートを表示する。シートを非表示にする。
※シート名の変更、シートの移動や削除。
※他のブックへのワークシートの移動またはコピー。
※シートやグラフ シートの挿入。
※ピボットテーブル レポートにおける、データ エリア内のセルのソース データの表示
※別のワークシートのページ フィールド ページの表示。
※シナリオ情報レポートの作成。
※新しいワークシートに結果を表示する分析ツールの使用。
※新しいマクロの記録。
1.リボンでの操作方法
(1)[校閲]タブの[変更]グループにある[ブックの保護]を実行します。
(2)許可する操作を選択し、パスワードを入力します。
(3)「パスワードの確認」ダイアログが表示されるので、もう一度同じパスワードを入力します。
※パスワードを忘れると解除できなくなるので注意してください。
2.ブックの保護の解除方法
(1)[校閲]タブの[変更グループ]にある[ブック保護の解除]を実行します。
(2)設定したパスワードを入力します。
一覧表で列の順番を変えたいとき、たいていの人は列全体を選択し、「切り取り」と「切り取ったセルの挿入」を実行しています。しかし、この操作をもっとスマートにやる方法があります。選択した範囲の“フチ”をマウスでつかみ、「Shift」キーを押しながらドラグするだけでOKです。
▲C列のデータをF列とG列の間に移動させるケースで説明します。それにはまずC列を選択後、選択範囲の太枠にマウスポインターをあて、矢印のままになる個所に置きます。
▲あとは「Shift」キーを押しながらF列とG列の間までドラグすればOKです。位置が決まったらマウスのボタンから指を離します。
▲C列のデータがH列の前に移動し、並びが入れ替わりました。いちいちメニューを開くことなく操作できるので便利です。
注意:なお、シフトキーを押さないままドラグすると、C列は空になり、C列の内容がここではF列に上書きされることになります。