[Ctrl]+[0]キーが列の非表示のショートカットキー、[Ctrl]+[Shift]+[0]キーが非表示になっている列を再表示するショートカットキーです。
Windows 7やWindows Vistaで動いているExcel 2007の場合、[Ctrl]+[Shift]+[0]キーを押しても、列の再表示が行われないことがあります。
Microsoft KB(Knowledge Base)の文書番号981938で、その解決方法が紹介されていますが、このサイトでもご案内しておきます。
▼操作概要:Ctrl+Shift+0キーで列の再表示が行われない場合の対策
※地域と言語ダイアログから設定変更する方法
[地域と言語]ダイアログ
-[キーボードと言語]タブ
-[キーボードの変更]ボタンをクリック
↓
[テキストサービスと入力言語]ダイアログ
-[詳細なキー設定]タブ
-[キーシーケンスの変更]ボタンをクリック
↓
[キーシーケンスの変更]ダイアログ
-[キーボードレイアウトの切り替え]欄で
「割り当てなし」オプションを選択
↓
[キーシーケンスの変更]ダイアログ
-[OK]ボタンをクリック
↓
[テキストサービスと入力言語]ダイアログ
-[OK]ボタンをクリック
↓
[地域と言語]ダイアログ
-[OK]ボタンをクリック
[地域と言語]ダイアログは、コントロールパネルから探してもいいですが、ある程度スキルのある方なら、[Windows]+[R]キーを押して表示される[ファイル名を指定して実行]ダイアログで「intl.cpl」を指定するほうが楽でしょう。
▼操作概要:Ctrl+Shift+0キーで列の再表示が行われない場合の対策
※レジストリを変更する方法
HKEY_CURRENT_USER\Keyboard Layout\Toggleキーの
-[Layout Hotkey]を右クリックして[修正] を選択
↓
[値のデータ]ボックスの数値を「1」にする
レジストリを万一誤って変更すると、PCが起動しなくなるなど重大なトラブルが発生する可能性もあります。
レジストリを編集する場合は、事前にバックアップをとった上で、くれぐれもよく注意して自己責任で行ってください。
この情報を教えてくださった方、どうもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします!
それから、このKB981938はあくまでもExcel 2007についてのものですが、Excel 2010でも同様の不具合が発生する可能性はあって、そのときも同じ解決方法でいけるんじゃないかなあ、と私は推測しています。
あくまで推測ですので、くれぐれもよく注意して自己責任で行ってください。
Excelでは、[Enter]キーを押したあと、次にどのセルをアクティブにするのかを変更できます。
2003までのExcelならば[オプション]ダイアログ-[編集]タブ-[入力後にセルを移動する]欄で、Excel 2007・2010ならば[Excelのオプション]ダイアログ-[詳細設定]-[編集設定]欄-[Enterキーを押した後にセルを移動する]欄で、[Enter]キーを押したあとにセルを移動するかどうか、移動するならば下・右・上・左のどの方向へ移動するのかを設定できます。
講習中に、時々、この[Enter]キーを押したときの設定について、
「エクセル Enter後移動方向 シート毎設定」
「エクセル 入力後セル移動方向 ファイル毎に」
といった質問を受けることがあります。
ワークシートごと・ブック(ファイル)ごとに、[Enter]キーを押したあとの移動方向を切り替える方法を探している方の質問です。
[Enter]キーを押した後のアクティブセルの移動方向は、アプリケーションごとに設定されるものなので、標準の機能で、シートごとやブックごとに[Enter]後に移動する方向を変えることはできません。
しかし、VBA(Visual Basic for Applications)を利用して、イベントプロシージャを作成すれば、シートごと・ブックごとに移動方向を変更したり、移動するかどうかを設定できます。
▼Enterキーを押したあと右方向にアクティブセルを移動するWorksheet_Activateイベントプロシージャ
Private Sub Worksheet_Activate()
Application.MoveAfterReturn = True
Application.MoveAfterReturnDirection = xlToRight
End Sub
まず、Application.MoveAfterReturnプロパティで、[Enter]キーを押したあとにアクティブセルを移動するかどうかを設定します。「True」なら移動する、「False」なら移動しない設定になります。
Application.MoveAfterReturnプロパティを「True」にして移動する設定にした場合、Application.MoveAfterReturnDirectionプロパティで移動方向を指定できます。
「xlDown」なら下
「xlToRight」なら右
「xlToLeft」なら左
「xlUp」なら上
となります。
それぞれのシートで、[Enter]キー後に、移動しなくなったり、移動方向が自動的に変更されることをご確認いただけるでしょう。
ファイルごとに、移動するかどうか・移動方向を設定したい場合、Workbook_Activateイベントプロシージャに同様のコードを書いておけばOKです。
[簡易編集モード]を設定しておくと、マウスの右クリックを2回するだけで、コピーと貼り付けができるようになります。
▼操作手順:簡易編集モードの設定されたコマンドプロンプトで、コピーアンドペーストを行う
コマンドプロンプト上のコピーしたい文字列をドラッグして選択
↓
右クリック
↓
貼り付けたい先で右クリック
以上の操作だけで、コピー&ペーストができてしまいます。
システムメニューを利用した、コピー&ペーストの基本操作よりはるかに簡単です。
コマンドプロンプトをご利用の方で、この右クリックによる操作をご存知なかった方は、是非ご確認ください。
Office 2007やOffice 2010では、アプリケーションの動作を設定するオプションダイアログの形状が大きく変化しています。
•基本設定
•数式
•文章校正
•保存
•言語
•詳細設定
•リボンのユーザー設定
•クイックアクセスツールバー
•アドイン
•セキュリティセンター
をクリックすると表示が変化します。
この表示切り替えはキーボード操作でもできるのですが、意外とご存知ない方もいらっしゃるようなのでご紹介しておきます。
▼操作方法:Office 2007・2010のオプションダイアログの表示を切り替える
[Ctrl]キー+[Tab]キー
または
[Ctrl]キー+[Shift]キー+[Tab]キー
を押す
[Ctrl]+[Tab]キーだと上のほうから下に向かって表示が切り替わり、[Ctrl]+[Shift]+[Tab]キーなら下から上に表示が切り替わります。
この操作、実は別にOffice2007・2010の[○○のオプション]ダイアログ固有の操作ではありません。
従来から、例えば[セルの書式]ダイアログのような、タブの複数存在するダイアログでタブの表示を切り替えるには[Ctrl]+[Tab]キーや[Ctrl]+[Shift]+[Tab]キーを利用していました。
Office 2007・2010の[○○のオプション]ダイアログの左に並んでいるのは、実は、ちょっと見た目の違うタブという位置づけなので、[Ctrl]+[Tab]キーや[Ctrl]+[Shift]+[Tab]キーで表示を切り替えられるのです。
初期状態のWindows 7では拡張子が表示されていないため、拡張子を表示する方法を下記にご紹介いたします。
▼操作手順:拡張子を表示する
エクスプローラーの
コマンドバー[整理]
-[フォルダーと検索のオプション]をクリック
↓
[フォルダーオプション]ダイアログ
-[表示]タブをクリック
↓
[詳細設定]欄
-[登録されている拡張子は表示しない]チェックボックスをOffに
↓
[フォルダーオプション]ダイアログ-[OK]ボタンをクリック
エクスプローラーのコマンドバー[整理]-[フォルダーと検索のオプション]をクリックすると、[フォルダーオプション]ダイアログが表示されます。
[フォルダーオプション]ダイアログ-[表示]タブ-[詳細設定]欄の[登録されている拡張子は表示しない]チェックボックスは、一番下までスクロールすれば見えてきます。
[フォルダーオプション]ダイアログは、コマンドバー[整理]-[フォルダーと検索のオプション]以外の場所・メニューバーからも表示できます。
▼操作手順:フォルダーオプションダイログを表示する
エクスプローラーが表示された状態で[Alt]キーを押す
↓
メニュー[ツール]-[フォルダオプション]をクリック
Windows 7では[Alt]キーを押せば、メニューバーが表示されます。
この操作ならアクセスキー[Alt]→[T]→[O]を使い、マウスを使わなくても[フォルダーオプション]ダイアログを表示できます。
拡張子の表示・非表示切り替えを頻繁に行うのなら、フリーウェアを利用するほうが便利だと思います。このサイトで以前ご紹介した「拡張子切替くん」を私はWindows 7でも愛用しています。
Windows 7の拡張子表示方法をご存知なかった方は、諸々ご確認ください。