ワードやパワーポイントに写真画像を貼り付け、サイズの変更や回転をさせたり、トリミング(余分な部分を切り取る)する方法は以前、紹介しました。また、すでにご利用の方も多いことと思います。
今回は、その応用編として写真画像を好きな形に切り出したように表示させる方法を紹介しておきましょう。たとえばワードを使って、お気に入りの写真を四隅の角だけ丸くカットしたように表示してみましょう。
1.ワードの「図形描画」ツールバーより「オートシェイプ」を
クリックして、表示されるメニューから「基本図形」を辿り、
各種図形の中から「角丸四角形」を選択します。
※ Word 2007 の場合、[挿入]タブの [図]の中から [図形]
を選択して表示される図形から選ぶことができます。
2.ワードの画面上をクリックすると、「角丸四角形」の図形が
表示されますので、好きなサイズに調整します。
3.図形を選択した状態で右クリックし、表示されるメニューで
「オートシェイプの書式設定」を選択。
4.「オートシェイプの書式設定」画面の「色と線」タブ画面で
「塗りつぶし」項目で「色」のプルダウンメニューの一番下
にある「塗りつぶし効果…」を選択。
※ Word 2007 の場合、「色と線」タブ画面の「塗りつぶし」
項目の右隣に「塗りつぶし効果…」ボタンがあります。
5.「塗りつぶし効果」画面の「図」タブ画面で「図の選択…」
ボタンをクリックし、貼り付けたい写真画像を選択。
ここで「図」タブ画面にあるチェック項目で
・ 「図の縦横比を固定する」で写真画像の縦横比は
維持されます。
・ 「図形に合わせて塗りつぶしを回転する」で図形
に合わせて写真画像も回転させることができます。
6.各種設定画面を「OK」で閉じれば「角丸四角形」の内側に
選択した写真画像が表示されているはずです。
あとは「角丸四角形」のサイズを調整したり、四隅の角の丸みの具合を調整することで、写真フレームの中に表示されたようにできます。
もちろん「角丸四角形」でなくても「オートシェイプ」から「楕円形」や「爆発」など、好きな図形を選べば、その形状に合わせた形で内側に同じ手順で写真画像を表示させることができます。
◆◇◆
ちなみに写真画像を表示させた「角丸四角形」の図形を選択してから、再度、「図形描画」ツールバーで「図形の調整」をクリックして、表示されるメニューから「オートシェイプの変更」を辿って、各種図形から別の図形、たとえば「ハート」を選択すれば切り替えることができます。
※ Word 2007 の場合、図形を選択すると「描画ツール」の[書式]
タブが表示されるので [図形のスタイル]の中の [図形の変更]
を選択して、表示される図形から切り替えることができます。
ワードでは図形の中に表示させた写真画像の位置調整や加工はできないので、元の写真画像ファイルを画像処理ソフトを使って加工する必要がありますが、簡単な切り出し加工なら今回の方法で十分でしょう。
マイクロソフト社のワードやパワーポイントを使って書類や発表資料を作成するとき、文章や単純な線や図形だけでは見た目が寂しいものです。
そんなときにはオフィスに付属している「クリップアート(素材集)」から使えるイラストを挿入するだけでもグッと違います。メニューバーの「挿入」メニューから「図」-「クリップアート」が選択できます。
「クリップアートを挿入」の画面が表示されたら、キーワードを使って欲しい画像の検索をしてみましょう。検索結果の一覧が表示されたら、気に入ったものを選んで、クリックすると書類に貼り付けられます。
さて、選んだ「クリップアート」のイラストで、ほとんどイメージ通りだけど、一部の色だけ変えたり、不要に感じる部分を削除したいときがあるものです。そんなときは、以下の操作が可能か試してみましょう。
ワードやオフィスに挿入したイラストを右クリック、現れたメニューで「グループ」-「グループ解除」が選択してみましょう。
すると
「これはインポートされた図で、グループではありません。
Microsoft Office 描画オブジェクトに変換しますか?」
というメッセージが出ますが、構わず「はい」を選択してみてください。これで、イラストは複数の細かい図形の組み合わせとして扱えるので、再度、「グループ解除」すれば、バラバラに分解することができます。
Q:Accessで、マイナスの数値に△をつける書式設定の方法を教えてください。
▼操作手順:テーブルでカスタム書式を設定する
※マイナスの数値に△をつけ桁区切りカンマを表示する例
テーブルをデザインビューで開く
↓
書式を設定する数値型データのフィールドを選択
↓
[フィールドプロパティ]-[書式]に
「#,##0;△#,##0」と入力
セミコロンの前の「#,##0」がプラスの数値と0のときの書式、セミコロンの後の「△#,##0」がマイナスの数値のときの書式です。
Excelでユーザー定義書式を使ってらっしゃる方なら、難しくないはずです。
「#,##0」
はExcelでもお馴染みの3ケタ区切りのカンマを表示する書式指定方法で、
「;」セミコロンが一つのときにセミコロンの前が正の数と0の書式、セミコロンの後が負の数の書式というのもExcelと同じです。
その負の数・マイナスの数値を指定する「;」セミコロンの後に
「△#,##0」
と指定してありますから、先頭に「△」が表示され、3桁ごとの桁区切りカンマも表示されるわけです。
桁区切りカンマが不要ならば、
「0;△0」
マイナスの数値を「△」ではなく「▲」をつけ、桁区切りカンマも表示するなら
「#,##0;▲#,##0」
と指定してください。
Q:最適化と修復はアクセス2007になって、どのように行うのでしょうか?
以前のバージョンではメニュー[ツール]-[データベースユーティリティ]に、最適化を行うコマンドが存在しましたが、Access 2007ではそもそも[ツール]に該当するようなタブがリボンに存在しません。
そのためにいただくご質問です。
▼操作方法:最適化と修復を行う
[Officeボタン]
-[管理]
-[データベースの最適化/修復]をクリック
Access 2007では[Officeボタン]内に[データベースの最適化/修復]コマンドが配置されています。
Q:Access 2007で起動時の設定はどのように行うのでしょうか?
2003までのAccessでは、メニュー[ツール]-[起動時の設定]をクリックして表示される、[起動時の設定]ダイアログで、アプリケーション作成に必要な設定を簡単に行うことができます。
ユーザーインターフェースの大きく変更になったAccess 2007で、この[起動時の設定]ダイアログはどこから表示できるのか、同様の機能はどこにあるのか、というご質問です。
▼操作方法:Access 2007で2003までの起動時の設定ダイアログと同様の設定を行う
[Officeボタン]
-[Accessのオプション]ボタンをクリック
↓
[Accessのオプション]ダイアログ
-[カレントデータベース]をクリック
↓
設定変更後
[Accessのオプション]ダイアログ
-[OK]ボタンをクリック