「エクセル 列幅もコピー」
「エクセルで列の幅も含めてコピー」
といった検索がこのサイトで行われていることがあります。
Excelでコピー&貼り付けをする際、列の幅もコピー元と同じようにしたいという方の検索です。
ここまで読んで、
「列幅なんてコピーすれば同じになるのに、どういう意味だろ?」
と感じる方がいらっしゃるかもしれません。
Excelではコピーの仕方によって、列の幅も含んでコピーが行われることもあれば、列幅を無視した状態でコピーされることもあります。
先の検索は、列幅を無視したコピー操作を行っている方による検索です。普段、列幅も含んだコピーを利用している方の場合、このような疑問つながらないでしょう。
Excelでコピーを実行する際、列幅がどうなるのかについて改めてご紹介しておきましょう。
▼コピー実行時に列幅がどうなるか
セル範囲を選択してコピー&貼り付けした場合
列幅は無視してコピーされる
列を選択してコピー&貼り付けした場合
列幅も含んでコピーされる
というのがExcelの仕様なのです。
例えばのケースですが、表をコピーする場合
B2:C12セルを選択してコピー&貼り付けした場合、列幅を無視してコピーが実行され、B:C列を選択してコピー&貼り付けした場合、下図のような列幅を含んでコピーが実行されます。
この仕様についてご存知なかった方は、是非実際にご自分の手を動かして確認してみることをおすすめします。
▼操作方法:印刷プレビューで編集作業を行う
[印刷プレビュー]タブ
-[プレビュー]グループ
-[拡大]チェックボックスをOffにする
[印刷プレビュー]タブ-[プレビュー]グループ-[拡大]チェックボックスがOnの状態だと、マウスポインタが虫眼鏡型になり、クリックでプレビューの拡大・縮小が行われます。
これをOffにするとマウスポインタがI型になり、文字の訂正などが行えるというわけです。
Word 2007をお使いの方で、印刷プレビューで誤字などを見つけたときにいちいち通常の画面に戻していたという方は、是非ご確認ください。
「ページを削除したいのですが...?」
「ページを削除するにはどうすればいいのでしょうか?」
というご質問をWord初心者の方からいただくことは、とても多いです。
一般的に紙の上に鉛筆やペンで文字を書く場合、紙を用意しておいてその上に文字を書いていきます。
しかしWordでは違います。
とりあえず1枚目の紙は用意されていますが、2枚目以降は先にページ(紙)を用意するのではなく、文字を入力していって1枚目に文字が入りきらなくなったときに、勝手に2枚目が用意されるのがWordのページ(紙)の基本仕様です。
Wordを使いこなしている方の場合、この考え方が身についてしまっていて、特に疑問に感じることもなくなっているのかもしれませんが、初心者の方の場合そうではありません。
そのため先のようなご質問になるのでしょう。
実際の紙に文字を書く場合、不要な文字が少量ならば、消しゴムを使ったり修正ペンを使ったりして書いた文字を消すという行為を行います。(これについてはWordでも同様の考え方で問題ありません。)
しかし、例えば2枚目の紙に書かれているたくさんの文字を消す必要が出た場合、2枚目の紙を捨てるというのが、実際に紙の上に文字を書く場合に行われることです。これがWordにはない考え方です。
Wordでは、あるページが不要になったときに、そのページ(紙)を削除する(捨てる)というのとはちょっと違う操作を行います。
▼操作手順:不要なページを削除する
不要ページの文字や段落記号などをすべて選択
↓
[Delete]キーを押す
文字がなくなって文字の書かれていた紙が不要になったら、ページ(紙)がなくなるという考え方をしているのがWordです。
ワープロというのは、手書きしていた文書作成をコンピュータ上でできるようにするアプリケーションですが、今回ご紹介したネタのように通常手書きする場合とは大きく異なる考えをしなければならない仕様・機能については、インストラクションをする際にしっかりと注意喚起してあげる必要があると思っています。
Wordでコピペ作業を何度も行っている方から
「貼り付け後にテキストのみ保持を選ばなくてもいいようにできないのでしょうか?」
「いちいち形式を選択して貼り付けからテキストを選ばなくてもテキストだけ貼り付けられるようにできないのでしょうか?」
といったご質問をいただくことがあります。
実務ではExcelで計算した結果だけをWordに貼り付けたり、インターネット上でみつけた情報の一部をコピーしてWordに貼り付けたり、といった作業はよく行われます。
そんなとき、初期状態のWordではコピー元の書式も含めて貼り付けが行われます。
Excelがコピー元ならばセルの書式なども含めてWordに貼り付けられます。
書式は貼り付けたくない、テキストだけがほしいという場合、
[貼り付けのオプション]ボタンから「テキストのみ保持」を選択したり、そもそも貼り付け操作をするときに、[形式を選択して貼り付け]コマンドを利用して[形式を選択して貼り付け]ダイアログで「テキスト」を選択する、といった操作をすることになります。
そんな操作が面倒と感じた方からのご質問です。
Word 2007の場合、以下の手順で設定変更すればテキストのみの貼り付けがデフォルトになります。
▼操作手順:テキストのみ貼り付けをするように設定変更する
[Officeボタン]-[Wordのオプション]ボタンをクリック
↓
[Wordのオプション]ダイアログ-[詳細設定]をクリック
↓
[切り取り、コピー、貼り付け]
-[他のプログラムからの貼り付け]欄で
「テキストのみ保持」を選択
↓
[Wordのオプション]ダイアログ-[OK]ボタンをクリック
[切り取り、コピー、貼り付け]-[他のプログラムからの貼り付け]欄にあります。
Word 2007をお使いの方で、書式を含まずテキストだけを貼り付けることが多いという方は、一度お試しください。
2003までのWordでは[オプション]ダイアログで変更していたので、Word 2007では[Officeボタン]-[Wordのオプション]ボタンをクリックして表示される[Wordのオプション]ダイアログにあると考え探してしまう方もいらっしゃるでしょうが、Word 2007ではわかってしまえばもっとわかりやすい場所から、変更履歴の色を変更できます。
▼操作手順:変更履歴の色を変更する
[校閲]タブ
-[変更履歴]グループ
-[変更履歴の記録][▼]
-[変更履歴オプション]をクリック
↓
[変更履歴オプション]ダイアログで
色を指定後[OK]ボタンをクリック
[校閲]タブ-[変更履歴]グループ-[変更履歴の記録][▼]-[変更履歴オプション]をクリックすると、[変更履歴オプション]ダイアログが表示されます。
Word 2007で変更履歴の色を変更したいとい方は、是非ご確認ください。