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2006/5/24からβ版のダウンロードが開始され、いよいよその中身が公開されたOffice2007。前評判からすでに期待で胸をふくらませていた私は、ダウンロード開始初日にテストマシンにダウンロードし、PowerPoint2007をあれこれ使ってみました。第一印象は「全然違うじゃん」。使ううちに「へぇ」「ほぉ」「はは~ん」と声をあげたくなるほどの変身ぶり。それほど、PowerPoint2007は、「操作性」「デザイン性」「信頼性」において驚くほどの変身を遂げています。

大変身を遂げたPowerPoint2007の新機能や強化点の中から、プレゼン用のスライド作成に大いに役立つのは、以下の6つの機能です。

●メニューやツールバーに変わる「リボン」の登場
●デザイン全体を統括する「テーマ」
●プロ並みの図表を実現(SmartArt)
●画像編集ソフトはもう要らない!写真の加工も自由自在
●アニメーションも楽々設定
●PDF形式での保存が可能に
 

PowerPointは、1994年に発売された「PowerPoint4.0」以来、何度もバージョンアップをくり返して進化してきました。現在、企業や家庭で使われているのは、主に「PowerPoint2003」と「PowerPoint2007」です。

新しく発売されるパソコンに、PowerPoint2007をはじめとした2007 Office system製品がプリインストールされていることもあり、徐々にPowerPoint2007のユーザーが増えています。しかし、以前のバージョンを使い続けているユーザーが多いのも事実です。

つまり、しばらくの間は「PowerPoint2003」と「PowerPoint2007」の2つのバージョンが混在する状況が続きます。
そこでここでは、「PowerPoint2003」と「PowerPoint2007」の違いを説明しながら、バージョンの異なるPowerPointを使っている相手とやりとりをする上で注意しなければならない点を確認しましょう。

メニューバーからリボンへ変身
「PowerPoint2003」と「PowerPoint2007」を比べて真っ先に気が付く大きな違いは、画面構成と操作性でしょう。以前のバージョンで操作の中心だったメニューバーやツールバーが姿を消し、「リボン」として生まれ変わりました。リボンは、複数のタブで構成されており、タブをクリックして切り替えると、関連した機能が分類されてまとまっています。

また、ファイルを開く、保存するなど、以前の「ファイル」メニューにまとまっていたファイル関係の機能は、PowerPoint2007の画面左上の大きな丸いボタン「Officeボタン」に集約されています。
 

Windows 7やVistaでは、エクスプローラーの[上へ]ボタンがなくなっていること、アドレスバーを使って簡単に上のフォルダへ移動できることをご紹介しました。

上のフォルダへ移動する方法は他にも用意されていますので、ご紹介しておきます。

上のフォルダへ移動するショートカットキーが用意されているのです。

▼操作方法:エクスプローラーで一階層上のフォルダへ移動する
[Alt]キー+[↑]キーを押す

[Alt]+[↑]キーは、Windows 7だけでなくVistaでも有効なショートカットキーです。

上の階層に上がるという意味で[↑]キーを使ったショートカットキーは、意味的にとても覚えやすいと思います。

Windows 7やVistaでエクスプローラーで一階層上のフォルダへ移動するという操作をよく行うという方は一度お試しください。
 

タスクバーやシステムトレイ(タスクトレイ)にアイコンが複数並ぶと、自分の使いやすい順序に並べ替えたくなります。

そんなときVistaまでのWindowsでは、何等かのツールを別途インストールする必要があり、このサイトでも「Taskbar Shuffle」というツールをご紹介しています。

Windows 7ではこれが改善され、タスクバーやシステムトレイのアイコンを並べ替えるのに、ツールは不要になっています。

▼操作方法:タスクバー・システムトレイのアイコンを並べ替える
ドラッグアンドドロップする

ツールをインストールすることなく、ドラッグアンドドロップで、タスクバーもシステムトレイもアイコンも並べ替えが可能になっています。Windows 7では。

タスクバーアイコンの並べ替えは割と気づきやすいと思いますが、システムトレイアイコンについては気づかない方も少なくないんじゃないかと思います。

Windows 7をお使いの方は、ご確認ください。
 

Windows 7を使い始めた方がビックリするポイントはいくつもあります。

開いていたウィンドウが急に消えた、急に透明になったとビックリする方は少なくないんじゃないかと思います。(いや正直言うと恥ずかしながら私自身ビックリしたことがあるのですが。。)

[デスクトップのプレビュー]という機能がWindows 7では実装されています。

ユーザーが意図していないときに、この[デスクトップのプレビュー]が実行されると、「ウィンドウが急に消えた!」とビックリしてしまうわけです。

どんな機能なのかは、Windows 7をお使いの方は一度ご確認ください。

▼操作方法:デスクトップのプレビューを行う
タスクバー右端の
[デスクトップの表示]ボタン上にマウスポインタを移動する

複数のウィンドウが開いていても、マウスポインタをタスクバーの右端に移動するだけでクリックしなくても、ウィンドウが透明になりデスクトップを見ることができるようになります。クリックすればデスクトップが表示されます。

これが、デスクトップのプレビュー機能です。

もしデスクトップのプレビューが動作しないようならば、設定を変更してください。

▼操作方法:デスクトップのプレビューをOnにする
[デスクトップの表示]ボタン上で右クリック
 ↓
[デスクトップのプレビュー]をクリックして
 チェックマークのついたOnの状態にする

[デスクトップのプレビュー]にチェックマークがついていれば、マウスポインタが[デスクトップの表示]ボタン上に移動したときにデスクトップがプレビュー表示されます。

マウスポインタが[デスクトップの表示]ボタン上に移動したときに、デスクトップのプレビューをしたくなければ、[デスクトップの表示]ボタン上で右クリックして、[デスクトップのプレビュー]からチェックのはずれたOffの状態にしてください。

ちなみに私は、
[デスクトップの表示]から[デスクトップのプレビュー]をOffにして、デスクトップのプレビューはショートカットキーで行うのがいいんじゃないかと考えています。

▼操作方法:デスクトップのプレビューを行う
[Windows]キー+[スペース]キーを押す

[デスクトップのプレビュー]がOffの状態でも、[Windows]+[スペース]キーを押せばデスクトップがプレビューできます。

ご自分が意図しないときにデスクトップのプレビューが実行されてビックリすることが頻繁にあるようなら、[デスクトップのプレビュー]をOffにしておいて、プレビューしたいときはショートカットキー:[Windows]+[スペース]をお試しください。