Q:Web版Excel2010の機能について教えてください。
「Web版Excel2010」の機能について説明します。
なお、現時点(2010/2/25)ではベータ版ですので正式版では変更されることがあるかもしれません。
「Web版Excel2010」の機能について
マウスポインタがシート内では矢印になっています。
範囲選択などで複数を選択することができないようです。
Ctrl+クリックなどで複数セルを選択しますが、このような選択はできないということです。
連続範囲の[Shift]+クリック/ドラッグは可能です。
マウスのドッラグでの移動やコピーなどはできないようです。
オートフィル機能もなさそうです。
右クリックメニューは出てこないので、すべてコマンドからの実行になりそうです。
Q:Web版Excel2010について教えてください。
エクセル2010ではWeb版も用意されて、ブラウザでファイルの作成・編集ができます。
Office 2010 Web Applicationsとよばれ、Excel、Wordなどがブラウザ上で使用できます。無料です。
どのように呼べばよいのか・・・ここでは「Web版Excel2010」としています。
なお、タイトルには「Microsoft Excel Web App」とありますので、こちらを使ったほうがよいのかもしれませんが・・・
環境について
Windows Live ID を取得している方は、Office 2010 Web Applicationsを利用することが可能になります。
Windows Live Skydrive のアカウントを取得して、 Skydriveへファイルを保存することが可能になります。
ここを拠点にファイルの共有も可能になります。
Web版Excel2010
1.Internet Explorer 8 でSkydriveに接続します。
2.Skydriveへ保存しているフォルダを開きます。
マイドキュメントを開いて状態です。ここでは「HP_2007ピボット用データ.xlsx」ファイルのアイコンをクリックします。
3.「HP_2007ピボット用データ.xlsx」ファイルを編集してみます。[編集]をクリックします。
4.「HP_2007ピボット用データ.xlsx」が開きました。これで編集可能です。
5.[閉じる]ボタンや[終了]コマンドが見当たらないので、編集が終わって元に戻るには・・・ディレクトリを移動することになりそうです。
なお、このままの状態で移動したら、開いていたファイルは編集時の状態で上書き保存されるようです。
Web版Excel2010の外観
さてどのような機能が使用可能でしょう・・・タブは[ファイル]、[ホーム]、[挿入]の3つが見えます。具体的な機能は別のページで紹介したいと思います。
※[ファイル]タブ ・・・[上書き保存]がありません。つまり編集した状態が保存されますので、上書きでの編集になります。
Q:エクセル2010で追加された新しい関数について教えてください。
エクセル2010で追加された新しい関数について説明します。
どのような関数が新しく追加されたかを調べてみました。
といっても、一つ一つ見ていくのは大変ですのでヘルプの関数一覧でExcel2007とExcel2010とを比較して異なるものを抽出してみました。
エクセル2010で新しく追加された関数は以下のものです。見た感じでは途中にドットが入っているものが多く目につきます。
1 AGGREGATE リストまたはデータベースの集計値を返します。
2 BETA.DIST β分布の累積分布関数の値を返します。
3 BETA.INV 指定されたβ分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。
4 BINOM.DIST 二項分布の確率関数の値を返します。
5 BINOM.INV 累積二項分布の値が基準値以上になるような最小の値を返します。
6 CEILING.PRECISE 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り上げます。
数値は正負に関係なく切り上げられます。
7 CHISQ.DIST 累積β確率密度関数の値を返します。
8 CHISQ.DIST.RT カイ 2 乗分布の片側確率の値を返します。
9 CHISQ.INV 累積β確率密度関数の値を返します。
10 CHISQ.INV.RT カイ 2 乗分布の片側確率の逆関数の値を返します。
11 CHISQ.TEST カイ 2 乗 (χ2) 検定を行います。
12 CONFIDENCE.NORM 母集団に対する信頼区間を返します。
13 CONFIDENCE.T スチューデントの t 分布を使用して、母集団に対する信頼区間を返します。
14 COVARIANCE.P 共分散を返します。共分散とは、2 組の対応するデータ間での標準偏差の積の平均値です。
15 COVARIANCE.S 標本の共分散を返します。共分散とは、2 組の対応するデータ間での標準偏差の積の平均値です。
16 ERF.PRECISE 誤差関数の積分値を返します。
17 ERFC.PRECISE x ~無限大の範囲で、相補誤差関数の積分値を返します。
18 EXPON.DIST 指数分布関数を返します。
19 F.DIST F 分布の確率関数の値を返します。
20 F.DIST.RT F 分布の確率関数の値を返します。
21 F.INV F 分布の確率関数の逆関数の値を返します。
22 F.INV.RT F 分布の確率関数の逆関数の値を返します。
23 F.TEST F 検定の結果を返します。
24 FLOOR.PRECISE 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り上げます。数値は正負に関係なく切り上げられます。
25 GAMMA.INV ガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。
26 GAMMALN.PRECISE ガンマ関数 Γ(x) の値の自然対数を返します。
27 HYPGEOM.DIST 超幾何分布関数の値を返します。
28 ISO.CEILING 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に切り上げた数値を返します。
29 LOGNORM.DIST 対数正規分布の累積分布関数の値を返します。
30 LOGNORM.INV 対数正規型の累積分布関数の逆関数の値を返します。
31 MODE.MULT 配列またはセル範囲として指定されたデータの中で、最も頻繁に出現する値 (最頻値) を縦方向の配列として返します。
32 MODE.SNGL 最も頻繁に出現する値 (最頻値) を返します。
33 NEGBINOM.DIST 負の二項分布の確率関数の値を返します。
34 NETWORKDAYS.INTL 週末がどの曜日で何日間あるかを示すパラメーターを使用して、開始日と終了日の間にある稼働日の日数を返します。
35 NORM.DIST 正規分布の累積分布関数の値を返します。
36 NORM.INV 正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。
37 NORM.S.DIST 標準正規分布の累積分布関数の値を返します。
38 NORM.S.INV 標準正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。
39 PERCENTILE.EXC 配列のデータの中で、百分位で率に位置する値を返します。率には、0 より大きく 1 より小さい値を指定します。
40 PERCENTILE.INC 配列のデータの中で、百分位で率に位置する値を返します。
41 PERCENTRANK.EXC 配列内での値の順位を百分率 (0 より大きく 1 より小さい) で表した値を返します。
42 PERCENTRANK.INC 配列内での値の順位を百分率で表した値を返します。
43 POISSON.DIST ポアソン確率の値を返します。
44 QUARTILE.EXC 0 より大きく 1 より小さい百分位値に基づいて、配列に含まれるデータから四分位数を返します。
45 QUARTILE.INC 配列に含まれるデータから四分位数を抽出します。
46 RANK.AVG 数値のリストの中で、指定した数値の序列を返します。
47 RANK.EQ 数値のリストの中で、指定した数値の序列を返します。
48 STDEV.P 引数を母集団全体と見なし、母集団の標準偏差を返します。
49 STDEV.S 引数を正規母集団の標本と見なし、標本に基づいて母集団の標準偏差の推定値を返します。
50 T.DIST スチューデントの t 分布のパーセンテージ (確率) を返します。
51 T.DIST.2T スチューデントの t 分布のパーセンテージ (確率) を返します。
52 T.DIST.RT スチューデントの t 分布の値を返します。
53 T.INV スチューデントの t 分布の t 値を、確率と自由度の関数として返します。
54 T.INV.2T スチューデントの t 分布の逆関数の値を返します。
55 T.TEST スチューデントの t 分布に従う確率を返します。
56 VAR.P 引数を母集団全体と見なし、母集団の分散 (標本分散) を返します。
57 VAR.S 引数を正規母集団の標本と見なし、標本に基づいて母集団の分散の推定値 (不偏分散) を返します。
58 WEIBULL.DIST ワイブル分布の値を返します。
59 WORKDAY.INTL 開始日から起算して、指定した稼動日数だけ前または後の日付に対応するシリアル値を返します。
Q:エクセル2010の画像ツール、リボンに新しくできた背景の削除方法を教えてください。
エクセル2010の画像ツール、リボンに新しくできた背景の削除の操作方法を説明します。
背景の削除
挿入した写真で不要な部分を削除することができます。
[挿入]タブの[図]を実行して写真を挿入しました。
写真を選択すると、画像ツールリボンが出てきますので、[書式]タブの[背景の削除]を実行します。
削除される部分がピンク色になります。
[背景の削除]タブを選択し「削除する領域としてマーク]を選択します。
マウスポインタが鉛筆の形状になるので、削除したい領域をドラッグして指定します。
下図の「-」のついた破線のようにドラッグしています。
シートを選択すると、ピンク部分が削除されます。
画像ツールリボンの[書式]タブの[トリミング]を使って画像部分だけに切り取ります。
トリミングができたらシートを選択すると画像が切り取られます。
アート効果
画像ツールリボンの[書式]タブの[調整]グループの[アート効果]を使います。
Q:Excel(エクセル)2010の新しい機能のひとつ、スクリーンショットについて教えてください。
エクセル2010の新しい機能のひとつ、スクリーンショットについて説明します。
スクリーンショットとは、画面のハードコピーを取り込むことができる機能のことです。
通常は[PrintScreen]キーとか、[Alt]+[PrintScreen]キーでコピーして貼り付けるという操作でハードコピーを取ることができます。
Excelの[スクリーンショット]コマンドで実行できるのは、開いているプログラムのウィンドウ画面となります。
なお、Excel2010自体のスクリーンショットは取れないようです。
[挿入]タブの「図」グループにある[スクリーンショット]をクリックすると、取り込めるウィンドウ画面が表示されます。
また[挿入]タブの「図」グループにある[スクリーンショット]→[画面の領域]を実行すると画面の一部を取り込むことができます。