Q:Excel(エクセル)で、一週間毎の日付を、大量に入力する効率的な方法を教えてください。
データ量が少ない場合は、オートフィルで問題ありませんが、大量の一週間ごとのデータを作成するような場合、オートフィルだと結構面倒です。
大量の一週間ごとのデータを作成するような場合は、[連続データの作成]コマンドを利用するほうが便利じゃないかと私は思います。
▼操作手順:1週間毎の日付を入力する
※A1セルから縦方向に2010年4月1日から3年分の1週間毎の日付を入力する例
A1セルに「2010/4/1」と入力
↓
A1セルを選択した状態で[連続データ]ダイアログを表示
↓
[連続データ]ダイアログ-
[範囲]欄で「列」を選択
[種類]欄で「日付」を選択
[増加単位]欄で「日」を選択
[増分値]欄に「7」と入力
[停止値]欄に「2013/3/31」と入力
して[OK]ボタンをクリック
[連続データ]ダイアログは、Excel 2007の場合は[ホーム]タブ-[編集]グループ-[フィル]-[連続データの作成]から、2003までのExcelの場合はメニュー[編集]-[フィル]-[連続データの作成]から表示できます。
[連続データ]ダイアログは[OK]ボタンをクリックしてください。
設定箇所が複数ありますが、特に注意すべき点は、
[範囲]欄で「列」を選択すること
[増分値]欄に「7」と入力すること
[停止値]欄に「2013/3/31」と入力すること
です。
[連続データ]ダイアログを使ったことがないという方は、これを機会に一度操作を確認してみてはいかがでしょう。
Q:Word 2007で、ダミー文章を入力する方法を教えてください。
ただ文章を入力するためにWordを使っている方には、あまり必要のない機能ですが、ダミーの文章が必要になることがあります。
Wordの動作確認をするようなとき、凝ったテンプレートを作成するようなときなどに、なにがしかの文章が欲しいということがあります。
そんなときに、「=rand()」と入力して[Enter]キーを押せば、簡単にダミーの文章を入力することができます。
Word 2007でこの操作を行えば、
「[挿入] タブのギャラリーには、文書全体の体裁に合わせて調整するためのアイテムが含まれています。これらのギャラリーを使用して、表、ヘッダー、フッター、リスト、表紙や、その他の文書パーツを挿入できます。図、グラフ、図表を作成すると、文書の現在の体裁に合わせて調整されます。
文書で選択した文字列の書式は、[ホーム] タブのクイック スタイル ギャラリーで体裁を選択することで簡単に変更できます。[ホーム] タブの他のボタンやオプションを使用して、文字列に書式を直接設定することもできます。ほとんどのボタンやオプションで、現在のテーマの体裁を使用するか、直接指定する書式を使用するかを選択できます。
文書全体の体裁を変更するには、[ページ レイアウト] タブで新しいテーマを選択します。クイック スタイル ギャラリーに登録されている体裁を変更するには、現在のクイック スタイル セットを変更するコマンドを使用します。テーマ ギャラリーとクイック スタイル ギャラリーにはリセット コマンドが用意されており、文書の体裁を現在のテンプレートの元の体裁にいつでも戻すことができます。」
という文章が勝手に入力されます。
2003までのWordよりも、充実した文章が入力されるようになっています。
Word 2007では他にもダミーの文章を入力する方法がありますのでご紹介しておきます。
業務内容によっては、日本語環境で英文のダミー文章が必要になることもあるでしょう。
Word 2007では、日本語環境でも英語のダミー文章を簡単に入力できるようになっているのです。
▼操作方法:英語のダミー文章を入力する
「=lorem()」と入力して[Enter]キーを押す
Word 2007で上記の操作を行うと
「Lorem ipsum dolor sit
amet, consectetuer adipiscing elit. Maecenas porttitor congue massa. Fusce posuere, magna sed pulvinar ultricies, purus lectus malesuada libero, sit amet commodo magna eros quis urna.
Nunc viverra imperdiet enim. Fusce est. Vivamus a tellus.
Pellentesque habitant morbi tristique senectus et netus et malesuada fames ac turpis egestas. Proin pharetra nonummy pede. Mauris et orci.」
という文章が入力されます。
「ローレムイプサム」「ロレムイプサム」「リプサム」などと呼ばれる、有名なダミーテキストが勝手に入力されるのです。
「=rand()」の場合は、引数を指定することで自動生成されるダミーの文章の段落や文の数を指定できました。
「=lorem()」の場合も同じです。
「=lorem(1,1)」なら
「Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit.」という
1つの段落で1つの文
「=lorem(1,2)」なら
「Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit. Maecenas porttitor congue massa.」という
1つの段落でその段落の中に2つの文
「=lorem(2,1)」なら
「Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit.
Maecenas porttitor congue massa.」という
2つの段落でそれぞれの段落に1つの文
「=lorem(2,2)」なら
「Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit. Maecenas porttitor congue massa.
Fusce posuere, magna sed pulvinar ultricies, purus lectus malesuada libero, sit amet commodo magna eros quis urna. Nunc viverra imperdiet enim.」という
2つの段落でそれぞれの段落に2つの文
が自動的に作られます。
Word 2007をお使いの方は一度ご確認ください。
Q:Excel2007でオートフォーマットは、どこにあるのでしょうか?
2003までのExcelでは、メニュー[書式]内に[オートフォーマット]というコマンドがありました。
[オートフォーマット]コマンドは、Excel 2007のリボンになくなっていますが、クイックアクセスツールバーに表示すれば、2003までと同様に利用できます。
▼操作手順:オートフォーマットボタンをクイックアクセスツールバーに表示する
[Officeボタン]をクリック
↓
[Excelのオプション]ボタンをクリック
↓
[Excelのオプション]ダイアログ
-[ユーザー設定]をクリック
↓
[コマンドの選択]リストで
「リボンにないコマンド」を選択
↓
[オートフォーマット]ボタン
を選択後[追加]ボタンをクリック
↓
[Excelのオプション]ダイアログ
-[OK]ボタンをクリック
[Excelのオプション]ダイアログ-[ユーザー設定]で、[オートフォーマット]はこの場所にあります。
上記の手順でクイックアクセスツールバーに作成した[オートフォーマット]ボタンを利用すれば、2003までのメニュー[書式]-[オートフォーマット]と同じことができます。
Excel 2007でオートフォーマットを利用したいという方はご確認ください。
Q:Excel(エクセル)で、ショートカットメニューを表示しないようにする方法を教えてください。
Excelファイルを開いたときに実行されるAuto_Openマクロに簡単なコードを書いておくだけで、ショートカットメニューを非表示にできます。
▼セルのショートカットメニューを表示しないようにするAuto_Openマクロ
Sub Auto_Open()
Application.CommandBars(“Cell”).Enabled = False
End Sub
「Application.CommandBars(“Cell”).Enabled = False」
で、マウスの右ボタンをクリックしても、[Shift]+[F10]キーを押しても、ショートカットメニューは表示されなくなります。
逆にショートカットメニューを表示されるようにするコードは
「Application.CommandBars(“Cell”).Enabled = True」
です。
Excelファイルを閉じるときに実行されるAuto_Closeマクロで、
「Application.CommandBars(“Cell”).Enabled = True」
を実行するようにしておくほうがいいでしょう。
Q:Word(ワード)2010の変更点について教えてください。
ちょっと変わった機能としては「スクリーンショット機能」があります。これは、現在の画面を画像としてWord文書に貼り付ける機能です。[挿入]タブの[図]グループに[スクリーンショット]ボタンが用意されています。
次は、その[スクリーンショット]ボタンをクリックしたところです。メニューには、現在起動しているウィンドウのプレビューが表示されます。プレビューをクリックすれば、そのウィンドウが画像としてWord文書に貼り付けられます。
そして、次が画面を貼り付けたところです。貼り付けたあとは、通常の画像として扱うことができます。