Q:エクセルマクロを削除後、マクロがあるというメッセージが表示されてしまうので、表示させないようにする方法を教えてください。
エクセルで、マクロは削除した後に、このファイルを開こうとすると、メッセージが表示され「開こうとしたファイルにはマクロが設定されています」と出てくる場合があります。
マクロを削除したのに、なぜ?
こんな疑問をもったことはありませんか?
このメッセージを表示させないようにする方法について説明します。
まず、編集するファイルを開いてください。
「ツール」から「マクロ」→「Visual Vasic Editor」を選んでVBAエディタを表示させます。
(ALT+F11でも同じです)
このエディタ画面左側から「標準モジュール」をクリックすると、「Module1」という名前のマクロのが表示されます。
この「Module1」という標準モジュールが、前回記録したマクロの中身なので、これが削除されていなければ、マクロが設定されていることになるので、ファイルを開いたときにそのようにメッセージのダイアログボックスが表示されてしまうのです。
そこで、標準モジュールの左側の「+」をクリックしてください。すると標準モジュールが展開されます。
削除したいマクロ名(ここでは「Module1」)を右クリックすると、「Module1の解放」を実行することができます。
Module1の解放を選択すると、「エクスポートしますか?」と表示されますが、保存する必要がないなら、「いいえ」を選択すればOKです。
こうすると、マクロ本体が削除されるので、次からはファイルを開いたときのメッセージダイアログは表示されなくなります。
Q:Word(ワード)を起動したとき、以前と異なった書式が設定されてしまうので、標準設定に戻す方法を教えてください。
ワードは立ち上げる時にレジストリから標準テンプレートを読み込みます。
文書の表示を既定のスタイルやユーザー設定に戻すには、変更された(現在の)標準テンプレートを削除すれば、次回にWord2007を起動したときに新しく作成されます。
ただし、前の設定を生かしたいこともあるかもしれませんので削除ではなくファイル名を変更する方がよいでしょう。
ファイルは「C:\ユーザー\(ユーザー)\AppData\Roaming\Microsoft\Templates」にあります。
ただし、すべてのファイルを表示する設定に変更していないと表示されませんので、まずこの設定を変更します。
WindowsVistaの場合
1.「スタート」→「ドキュメント」を開きます。
2.「ファイルとフォルダの表示」の「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックを入れて[OK]ボタンをクリックします。
3.マイコンピュータでC:\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\TemplatesのNormal.dotmを選択します。
なお、Word2007は終了しておきます。
※Windows
Xpの場合はC:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\Microsoft\Templatesにあります。
4.ファイル→名前の変更でNormal.dotmをNormal_old.dotmと変更しました。
5.ここで一度、Word2007を起動して、終了すると、新たなNormal.dotmが作成されました。名前を変更したファイルNormal_old.dotmはそのまま残っていますので、不都合があれば元に戻すことができます。
※Normal.dotm の名前が変更されたり、Normal.dotm が破損または移動されたりした場合は、Word を次回起動するときに、自動的に新しいバージョン (元の既定の設定を使用するバージョン) が作成されます。この新しいバージョンには、名前の変更または移動されたバージョンに加えたユーザー設定は含まれていません。
Q:Excel(エクセル)2007・2010でオートフィルタを設定・解除するショートカットキーを教えてください。
Excel2007や2010ではオートフィルタの設定・解除をショートカットキーで行えるようになりました。
オートフィルタを設定・解除する操作手順
[Ctrl]キー+[Shift]キー+[L]キーを押す
オートフィルタの設定されていない表で[Ctrl]+[Shift]+[L]キーを押せば、オートフィルタが設定され、オートフィルタが既に設定されている場合は、オートフィルタが解除されます。
Excel2007や2010をお使いの方は、是非お試しください。
※上記[Ctrl]+[Shift]+[L]のショートカットキーは、あくまでもExcel2007から使えるようになったショートカットキーですから、2003以前のExcelでは使えません。
Q:郵便番号の前に〒マークを表示させるセルの書式設定方法を教えてください。
講習時に、受講生から「郵便番号の前に〒マークを表示させる書式設定はどのようにしたらいいのでしょうか?」というご質問をいただくことがあります。
以下の操作手順で表示できるようになります。
1.対象セルでマウスの右ボタンをクリック
↓
2.ショートカットメニュー[セルの書式設定]をクリック
↓
3.[セルの書式設定]ダイアログ-[表示形式]タブをクリック
↓
4.[分類]欄-[ユーザー定義]をクリック
↓
5.[種類]欄に「”〒”000-0000」と入力
↓
6.[セルの書式設定]ダイアログ-[OK]ボタンをクリック
「3460016」
などの7桁の数値を入力したときに
「346-0016」
という表示形式にするには
「000-0000」
と指定します。
そして「〒」をその前に表示したいので「”」(ダブルクォーテーション)で「〒」を括った「”〒”」を「000-0000」の前につけて「”〒”000-0000」とすれば、〒マークつきで郵便番号を表示できます。
皆さんも是非お試しください。
Q:Excel(エクセル)で、「@」からはじまる数字を入力する方法を教えてください。
「@100」のように「@」からはじまる数字を入力して「Enter」キーで確定しようとすると、エラーになってしまいます。
これは、「@」の次に文字や数値を入力するとエラーになるのは、「@」が関数入力の記号として解釈されてしまうためです。
以下の2つの方法で解決できます。
方法1: 「’」と組み合わせて文字を入力する
1.「’」(アポストロフィ)を入力してから「@」ではじまる数字を入力し、「Enter」キーで確定します。
2.「@100」のように「@」ではじまる数字が入力できます。
方法2: 表示形式を文字列にする
1.「@」ではじまる数字を入力する前に表示形式の設定をします。対象とするセルを選択します。
2.【書式】→【セル】を選択します。
3.【表示形式】タブを開きます。
4.【文字列】をクリックします。
5.【OK】をクリックします。
6.「@」ではじまる数字が入力できます。
皆さんも、是非お試しください。