Excel(エクセル)オートフィルオプションボタンで、コピー先の罫線を保持する
Q.Excel(エクセル)で表のセルをオートフィルコピーした際、コピー先の罫線が変わってしまうため、その都度表を直しています。表の罫線が壊れない方法を教えてください。
A.オートフィルコピーは一度にセルの値を埋められて大変便利な機能ですが、その都度表の罫線を作り直しては時間がかかってしまいますね。
まずは、Excel(エクセル)のセルひとつひとつには、「数値や文字のデータ」の他に、「書式」のデータ入れることができるということを確認しましょう。
「書式」とは何かといいますと、罫線の情報、セルを結合した時の情報、あるいは、セルの中のフォントや、配置の情報など「セルの書式設定ダイアログ」で設定できることが書式であるということです。
さてオートフィルコピーをすると罫線が壊れるということですが、下図の例でご説明いたしますと、D3のコピー元のセルには、「=B3×C3という数式」のほかに「罫線」という書式」が入っています。
このままオートフィルハンドルでコピーをすると、セルの中にある「数式」と「書式」がそのまま複製されることになります。
そこでオートフィルでコピーした後、オートフィルオプションボタンが表示されますので▼をクリックし「書式なしコピー」を選択して「数式」だけをコピーするという選択をして下さい。
そうしますと、コピー先D7のセルに設定されていた罫線情報は保持され「数式」データだけが複製されますので、表の罫線が変わることがなくなります。
なお、オートフィルオプションボタンは、別の作業をしてしまうと自動的に消えてしまいますので、コピー直後に行ってください。