「マクロの記録」で行った処理を、VBA内で同様に実行する方法
Q.Excelの「マクロの記録」で行う処理を、VBAの処理で行うことはできますか。
可能です。なぜなら、Excelの「マクロの記録」で行った処理は、実はVBAのモジュールで保存されているからです。「マクロの実行」は、実際にはVBAを実行していることになります。この様子を実際に見てみましょう。
新しいブックを開き、「開発」リボン(※)から「マクロの記録」を実行し、以下のような操作を行ってください。(マクロ名は「Macro1」としてすすめます)
(1)セルA1を選択
(2)右クリックメニューから「コメントの挿入」を選択
(3)コメントの内容に「テスト」を記入
以上で「開発リボン」の「記録の終了」で終了させます。
VBAを開き、先ほどマク
ロを記録したブックの標準モジュール内に下記のようなVBAが出力されています。
Sub Macro1()
‘
‘ Macro1 Macro
‘
Range(“A1″).Select
Range(“A1″).AddComment
Range(“A1″).Comment.Visible = False
Range(“A1″).Comment.Text Text:=”テスト”
End Sub
セルにコメントを追加するVBAは「AddComment」であることがわかりますね。
したがってこのVBAコードを、別のVBAコードにコピー&ペーストすれば、コメントの追加処理を別のVBAで実行することができるようになります。
※「開発」リボンが表示されていない場合は、「リボンのユーザー設定」から表示させるように設定してください。