VBAマクロ開発を効率的に行う方法(イミディエイトウィンドウ編)
Q.VBAの開発をしていますが、マクロ実行時のエラーが多くてなかなか開発が手際よく進みません。何か開発に便利なツールはないでしょうか。
A.Visual Basic Editor には、開発を便利にするツールがもともと入っていますので、まずはそれを活用しましょう。
エラーが多いということは、実際にプログラムを書いているときの想定が、実際の実行時と合っていないということでしょう。
「表示」メニューの「イミディエイトウィンドウ」を選択すると、プログラムの入力画面の下に「イミディエイト」という画面が開きます。
ここに、実行するプログラムのコードの一部を入力すると、実行結果がすぐに表示されるのです。
試しに、「? Cells(1,1).Value」と入力してみてください。そうすると、Excel画面の現在表示しているシートのA1セルの内容が表示されます。
このように、プログラムを実行する前提となるシートに対して、試しにコードを書いて、その結果を事前に表示することができるのです。
また、プログラム実行中、ブレークポイントなどプログラムを停止しているときにもイミディエイトウィンドウを使用することができます。どうしても不具合の原因が分からないときは、このイミディエイトウィンドウにいろいろ入力して値を確認しながら開発を進めると効果的です。
是非、使いこなしてみて下さい。